←HOME

安全スタッフ 12月15日号  2128号

特集

2010年 ニュースで追う「安全衛生事情」

安全衛生の来年の方向性を考えるに当たっては、今年どういう出来事があったのかを振り返ることが欠かせない。2010年に発生した安全衛生事情を本誌のニュース欄で取り上げたものを中心にみてみる。大きな特徴として、かつてないほどの夏の暑さから熱中症による死亡者が前年の10倍に跳ね上がったことが総務省の調べで分かっている。クレーンによる事故や壁倒壊で第三者を巻き込んだ災害なども社会的な反響を呼んだ。  

ニュース

本人が医師との面接を申し出

厚生労働省は、職場の新たなメンタルヘルス対策として、「ストレス症状を持つ者への面接指導制度」を労働政策審議会安全衛生分科会に提案した。事業者に知らせず面接を実施するという当初の案を不安視する労使意見を踏まえて内容を修正したもの。健診結果でストレス症状を通知された労働者が、現在行われている長時間労働者への面接制度と同じように、本人から事業者へ医師との面接を「申し出」、その後、事業者が専門医に面接を依頼する。労働者の意見を尊重しつつ労務管理も可能な仕組みとし、制度化に当たっては労働者が申し出しやすい環境整備、不利益取扱い禁止規定なども必要になるとしている。

造船現場サイゼンセン

死亡災害歯止めへ現場改革

続発する死亡災害の歯止めへ現場改革を実行――。幸陽船渠(株)(広島・三原市)は、平成18年から3年間続いていた死亡災害をストップさせるため「幸陽ルネッサンス」を展開し、安全衛生活動の強化に着手した。「あいさつ運動」「張付けパト」を皮切りにOHSAS18001認証や安全衛生管理規程の整備などを実施。その結果、平成21年は、死亡災害ゼロはもとより休業災害は4件まで低下した。 

■ニュース

・「部長通達」の省令化を要望 全国仮設安全事業協同組合
・石綿の労災認定で999事業場を公表 厚労省
・障害等級の男女差を撤廃 「顔の傷」3段階で評価 長い線状痕は第9級に 厚労省
・冬の災害防止へ 「運動」スタート 山形労働局
・健康づくり計画の策定53%に止まる 九州・沖縄8労働局

■道しるべ

教育技法ガイド 教え方見直しの参考に

■ズープアップ

導入簡単で効果は大 トラックあおりに作業床
陸災防 墜落防止へ安全設備マニュアル

■トップ&キーマンいんたびゅう

「観察の日常化」で不安全行動なくす
/三井・デュポン ポリケミカル株式会社
千葉工場 工場長 弓家田 洋一

■事故災害に科せれる刑事罰 最終回

過失行為の認定
/高下謹壱法律事務所 弁護士 二宮 暁子

■社労士が教える労災認定の境界線 第95回

出張先のホテルで飲食し就寝後、暑いため窓を開けたら転落
/中小企業福祉事業団幹事 三協社労士行政書士事務所 所長 田中 龍司

■建設業の労働災害事例 第152回

不整地運搬車で残土の運搬中路肩より転落する

■ドキュメント!メタボ指導―腹山課長の半年間― 第14回

グループワークに参加するの巻
/(株)マベリックトランスナショナル 管理栄養士 小澤 絵美

■深く知れば知るほど…型別災害 最終回

まとめ 災害防止への決意新たに
/古澤社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 所長 古澤 和哉

■安全・衛生マン喜怒哀楽

「強い思い」で災害撲滅
/(株)竹中工務店 大阪本店 安全環境部長  松谷 和也

■ヤッテマスカ通信 最終号

救急救命措置を知ッテマスカ?

■安衛法・はじめの1歩 第71講

個別検定と型式検定4
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹

■アンゼン・わーど 第24回

/出題:正木ノリオ

■走れ!安全くん 第23話

災害防止の第一歩は安全朝礼/画・松沢秀和

■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.119

高橋塗装工業所事件 東京高裁沼田支部平成18年5月17日判決
下請業者の負傷に対する損害賠償/弁護士 外井浩志

■2010年 掲載内容一覧