安全スタッフ 12月15日号 2104号
特集
2009年安全衛生 総決算!
カレンダーも残すところあと1枚となったこの時期、来年に向け安全衛生への決意を胸に秘めつつ、1年間を振り返ることは決して、ムダではない。本誌では、労働災害、通達、調査など安全衛生分野に関する2009年の出来事について、ニュース欄をベースにまとめてみた。2009年はいったいどんな年だったのか、一緒に考えていきたい。
ニュース
エックス線検査が省略可能に
厚生労働省は、定期健康診断での実施を義務付けている胸部エックス線(レントゲン)検査について、対象者を見直すための省令の改正案をまとめた。40歳以上と5歳ごとの節目に当たる年齢に実施するとし、それ以外の労働者は医師が必要でないと認める場合に検査を省略することが可能になる。40歳を区切りにして胸部エックス線検査での肺野の有所見率が高くなっている状況などを踏まえたもので、厚労省では労働安全衛生規則と関係告示の一部を改正し来年4月1日にも施行する考えだ。医師が検査の省略を判断する際の基準も施行通達として示すとしている。
ズームアップ
ガス爆発の危険学ぶ
高圧ガスを取り扱う事業者団体からなる東京都高圧ガス地域防災協議会(深尾定男会長)と東京都は11月17日、ガスが原因の災害防止と危険への感受性を高めるため、東京・江戸川の河川敷で防災訓練を実施した。当日は鉄骨の溶接作業などに使われるアセチレンガスのホース爆発や液化酸素の燃焼実験が行われた。また、参加者たちが消火器の取扱いや漏えいしたガスの消火方法などを体験した。
■ニュース
・ドライブレコーダー 4割が交通事故減る 全日本トラック協会
・部長通達の順守を アクセス大会で小野理事長
・「体制の整備」が課題に 大阪労働局 リスクアセスの点検結果 人材不足も深刻な状況
・労働災害多発を受け現場の危険把握徹底 柏崎刈羽原発
・リスクアセスの模擬討議を実演 東京労働局
■道しるべ
年末年始 安全意識の引締めを
■統計資料
平成21年における労働災害発生状況 平成21年11月速報値
■安全・衛生マン 喜怒哀楽
何気なく使う言葉にも/(株)武蔵野 労務安全部長 望月秀希
■安衛法・はじめの1歩 第47講
技術上の指針等
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■企業経営とメンタルヘルス 最終回
これからのメンタルヘルスケア/本田技研工業(株) 本社人事部
安全衛生管理センター 臨床心理士 博士(医学) 小林由佳
■社労士が教える労災認定の境界線 第71回
清掃作業中、階段の最上段から転落し頭部と頚部を負傷
/中小企業福祉事業団幹事 社会保険労務士 立川久代事務所所長 立川久代
■建設業の労働災害事例 第134回
屋根のトタン板張り作業中、野地板が外れ墜落する
■安全衛生基礎固め 第24回
派遣労働者などの災害防止
/山室ウェルビーイングコンサルタントオフィス 所長 山室栄三
■送検事例
フォーク作業で計画定めず
■マベリック式健康管理のススメ No.14
休養=「休む」+「養う」
/(株)マベリックトランスナショナル 研究開発担当マネージャー 原田純子
■実践!建設現場の安全衛生管理 最終回
職場に笑顔を/安全衛生教育 講師 田村日出男
■安全十字クロス 最終回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.95
榎並工務店事件 発症要因が競合した脳塞栓死への判断
/弁護士 外井浩志


