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安全スタッフ 1月15日号  2106号

特集

油田から乾いた床面へ

機械を使う製造現場に欠かせないのが油だが、長年機械を使用することで、油もれなどによって滑って転ぶ危険性が広がることも少なくない。「床面が油田の状態」と厳しい評価をし、そこから脱却するため「乾いた床面造り」と称して独自の取組みを行っているのが、日産自動車(株)栃木工場だ。積極的な小集団活動で問題点を探し出し改善、「油だらけでやってもしょうがない」とのあきらめ感から、一人ひとりの安全意識の向上にまで変貌させた。特に古い機械で生産活動を行う中小企業にとって、同工場の少人数の活動による「油対策」は参考にしたい。 

ニュース

事業場特定へ派遣先郵便番号

厚生労働省は昨年12月16日、厚労省の諮問機関である労働政策審議会に対して「労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱」などの諮問を行い、改正案を妥当と認める答申を受けた。4日以上の休業災害が発生した際に事業者に提出を義務付けている労働者死傷病報告について、住所特定のため新たに派遣先事業場の郵便番号を追加している。派遣先からの死傷病報告の提出率は派遣元に比べ低く、報告を厳格にすることで災再発防止指導を一層強化する考えだ。新様式での報告は今年4月1日から適用となる。

トピックス

工事車両対象に協議会設置

東急・大成建設共同企業体が施工する「渋谷新文化街区プロジェクト新築工事」は、渋谷駅の東口に位置することもあり通行量が非常に多い場所。大型トラックなどの搬出入時の交通事故防止を目的に「陸上貨物運送事業労働災害防止協議会」を設置している。月1回ほど開かれる協議会では、情報や意見の交換を行う貴重な場となっており、安全活動の好事例の紹介、災害事例の検討といった勉強会にも熱心に取り組む。

■ニュース

・元請けが連絡調整怠る 大分労基署 桟橋落下事故で書類送検 「ボルト」の安全性を未確認
・飲食業でCO中毒が続発 厚労省 関係団体に「換気の徹底」を 作業マニュアルの整備求める
・災害統計の公表時期を前倒しへ 厚労省
・死亡災害増加で総点検を再要請 高知労働局
・健診後のフォローを確実に 東京労働局 過労防止へ集団指導

■道しるべ

人材交流 企業超えた活動に注目

■トップ&キーマンいんたびゅう

エキスパート群の実績交換に期待 /(財)労働科学研究所 所長 酒井 一博さん

■事故災害に科せられる刑事罰 第2回

予見義務が中心的な争点
/高下謹壱法律事務所 弁護士 植田 浩

■社労士が教える労災認定の境界線 第73回

業務中にCDラックの整理をし卒倒、その後うつ病を主張
/中小企業福祉事業団幹事 スバル社労士事務所 所長 金原 雄二

■安全衛生基礎固め 第26回

化学物質管理1
/山室ウェルビーイングコンサルタントオフィス 所長 山室栄三

■安全・衛生マン 喜怒哀楽

所長は積極的に現場巡視を
/建設業労働災害防止協会京都府支部 事務局長 藤本 正敏

■ズームアップ

リスクアセス主眼に局長パト 福岡労働局 IT活用した新日鐵を視察 強調期間設定し普及図る

■マベリック式健康管理のススメ No.16

眼は疲れていませんか?
/(株)マベリックトランスナショナル 研究開発担当マネージャー 原田純子

■深く知れば知るほど…型別災害 第2回

墜落・転落 発生すれば死に直結も
/古澤社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 所長 古澤 和哉

■ヤッテマスカ通信 No.2

車両系建設機械による災害防止をヤッテマスカ?

■安衛法・はじめの1歩 第49講

その他の事業者が講ずべき措置と労働者の義務(その2)
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹

■アンゼン・わーど 第2回

■走れ!安全くん 第12話

無災害という名に潜む危険/画・松沢秀和

■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.96

中島興業・中島スチール事件 名古屋地裁平成15年8月29日判決
不法就労外国人の被災と逸失利益/弁護士 外井浩志

■送検事例

墜落防止措置怠り元請け送検

■実務相談室

<労安> 健診結果の報告が必要? 有機溶剤扱う小規模事業場
<労基> 遅刻回数で減給は違法か 無給扱いなら二重処罰?
<健保> 年金事務所で取り扱うか 標準報酬月額の決定
<厚年> 保険料免除で年金額は? 国庫負担引上げの影響
<派遣> 受入れ人数を減らしたい 派遣元への代償が必要か
<交通> 追加の修理代拒否したい 金銭問題は示談で終了に
<安全> KYTマンネリ防げるか 習慣化して活動が雑に

■イチからカクニン安衛法

登録機関による型式検定 サンプル使って安全確認