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安全スタッフ 12月1日号 2055号

特集

度数率1.0以下時代の安全管理

災害度数率が1.0を切る時代の安全衛生管理とは――。昨年、一昨年はわずかに超えてしまったものの、製造業での度数率は1.0以下時代を迎えている。この数値は災害未経験の社員の増加を示しており、中災防東京安全衛生教育センターの多田敏基講師は「人命尊重の理念が抽象的なものになる」と指摘した。単純にけがの防止を中心とした安全衛生管理から今後、目的・意義をどう位置付けていくか。多田講師は、職場風土を度数率、ルール違反、メンタルヘルスの視点でアプローチ。〝職場風土の改善〟こそさらなる災害ゼロを目指した活動と導いている。

ニュース

墜落・転落災害を特定災害に

厚生労働省は5年間の第10次労働災害防止計画が平成19年度で終了することから、同20年度からスタートする第11次労働災害防止計画の骨子を固め示した。10次防では、「機械災害」「交通労働災害」「爆発・火災災害」を特定災害対策にあげていたが、11次防はこれに「墜落・転落災害」を加えた。建設業に特定されがちな墜落・転落災害だが、最近では陸上貨物運送事業で荷役作業中に車両から墜落するといったケースも目立ってきており、製造業でも工場内の高所通路の手すりから落ちて被災する事例もみられるため、措置を取るもの。厚労省では今後、労働政策審議会で骨子に肉づけをしながら、早い段階で最終案をまとめていきたい考え。

トピックス

年末こそ「トップの意志」

年末の繁忙期を控えて、全国の労働局の災防施策が出始めている。神奈川、鳥取労働局では、それぞれ「チャレンジ60運動」「ゼロ災55運動」を展開。期間中の死亡災害ゼロを掲げ、経営トップへの働きかけを強めるなど安全レベルの底上げを図る。一方、北海道、青森労働局といった雪の多い地域では冬季災害の防止を重点とした指導を強化するなど、地域の実態に合わせた取組みを行っている。

■ニュース(その他)

・新交通労災対策を模索 厚労省 専門家検討会がスタート
・安全と健康確保は全てに優先 中災防が神戸で全国産業安全衛生大会
・知らない間の偽装請負を防ぐ 全建セミナーで菊一所長

■道しるべ

即日被災 防止への妙案ないか

■熊谷組―作業員基本教育 No.7

4 安全作業のポイント
 11.分電盤の取扱い
 12.移動式丸のこ作業
 13.グラインダー
 14.高速カッター
 15.有機溶剤作業
 16.酸欠危険作業(地下ピット、下水道、たて坑、タンク、井戸等)

■元現場所長が残したい後輩へのメッセージ 第9回

安全率があるとはいえ/元・東亜建設工業(株)環境技術室長 林田吉矩

■特別寄稿

OSHMS は国民性に適う? 脇に追いやられる日本的安全衛生活動
/最上労務事務所 所長 最上健三

■ニッポン列島10月の事件簿

■ケーススタディ ストレス対処法 第23回

根治療法的ストレス対処法/メンタルヘルス研究会 浅見自生

■建設業の労働災害事例 第99回

無線鉄塔のボルト本締め作業中、地上37mから墜落する

■社労士が教える労災認定の境界線 第23回

社長に直談判したがののしられうつ状態に
/BWS労務研究会 社会保険労務士 吉田公明

■忙しく働く人のためのメタボ対策プログラム ステップ13

家庭でできる筋トレ2/マベリック トランスナショナル

■安全スケルトン 第23回

■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.47

協成建設外事件 工事遅延での自殺と使用者責任/弁護士 外井浩志

■送検事例

高所作業で安全帯装備させず

■安全・衛生マンの労働法令ファイル

建機械の包括的な安全基準に関する指針

■実務相談室

<労安>特別教育の内容を教えて
<労基>契約時間超え割増払うか
<健保>多数該当の適用はあるか
<雇保>基本手当の条件が変更?
<厚年>納めた保険料必ず戻る?
<均等>出産理由の不利益扱いか
<安全>現場監督者に責任感ない