災害防止対策シリーズ8 中高年齢者の安全
高齢者、中年者、若年者が混在する職場で安全を確保するためには、まず中高年齢者の長所・短所、人間特性を分析し、長所を活かし、短所を減らして中高年齢者の心身機能等を考慮した配慮が必要です。
安全で働きやすい職場環境の実現に向けて統計や災害事例に即してわかりやすく解説しています。
厚生労働省安全衛生部安全課 監修
豊島 富三郎 著
サイズ:B5判/160ページ
発売日:1997年1月17日 価格:1,680円(税込)
ISBN:―
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第1章 中高年齢者の問題
1.中高年齢者とはイクツから?
2.増えつづける中高年齢者
3.中高年齢者のケガは2倍
4.高年齢者の安全対策を強化しよう
第2章 中高年齢者の機能低下も人間特性の延長線上
1.わずか15cm上の非常停止ボタンが押せない
2.人は上5度、下10度しか見えない
3.安全点検も訓練のうち
4.人間特性に目覚めたキッカケ
第3章 人が外界を認知し反応する過程
1.人はどのように外界を認知し行動するか
2.3つ(感覚系・中枢系・運動系)の領域それぞれに限界がある
3.人間特性そのものが安全上の問題点
第4章 感覚系の限界と問題点
1.視覚―見たいものだけ見える
(1)中心視力と周辺視力
(2)上は見えない
2.視覚・聴覚・触覚の力
3.聴覚の問題
4.触覚の特性―クレーン、フォークの誤作動
(1)航空機のレバーの改善
第5章 中枢系(選択・判断・指令)の限界と問題点
1.注意力は持続しない―常に大波、小波
2.ツイウッカリ
第6章 運動系の限界と問題点
1.通常作業域と最大作業域
2.運動には誤差がある
3.手は命令どおりに動かない
4.技の記憶―条件反射
(1)行動の記憶が技をつくる
(2)熟練機能は衰えない
第7章 中高年齢者の機能低下
1.中高年齢者の一般的機能低下
(1)筋力の低下
(2)関節可動域の機能低下
(3)感覚と平衡機能の低下
(4)運動機能及び動作調節機能の低下
(5)防衛能力
2.目(視覚)は35歳頃から近距離ほど差がでる
(1)中・近距離の視力
(2)遠距離調節速度が遅くなる
(3)コントラストがハッキリしないものは見えにくい
(4)暗い所は高年齢者ほど不利
(5)急に暗い所に出ると見えなくなる(薄明順応)
(6)中高年齢者の聴覚機能低下の問題点
3.聴覚機能の低下
(1)機械音・電話音から聞こえなくなる
(2)会話の距離は40歳から約1/2になる
(3)中高年齢者は雑音に弱い
(4)中高年齢者の聴覚低下の問題点
4.中枢系の機能低下
(1)年をとっても知能は低下しない
(2)知識、経験と異なることは覚えにくい
(3)短期記憶は低下する
(4)年をとるほど考え事が多くなる
5.運動系の機能低下
(1)筋力の低下
(2)強さ、柔らかさ、巧みさが低下する
(3)バランス感覚―年をとるほど身体はフラツク
(4)人は3点確保
(5)機能低下の個人差は大きく、加齢によって差は広がる
第8章 中高年齢者の労働災害
1.中高年齢者の労働災害の現状
(1)最近は30歳~49歳が減少
(2)災害の多い製造業は
(3)災害の多い型とは
(4)教育不足と悪習慣
2.中高年齢者の災害事例分析
(1)事例分析と教訓
(2)挟まれ・巻き込まれ
(3)転倒
(4)墜落・転落
(5)飛来・落下
(6)切れ・こすれ
(7)無理な動作・反動
(8)激突・当てられ
第9章 中高年齢者特有の問題点と対策
1.感覚系の機能低下とその対策
(1)視覚機能低下とその対策
(2)聴覚機能低下とその対策
2.中枢系の機能低下とその対策
(1)新規作業や工程変更時の安全対策
(2)注意力の低下とその対策
3.運動機能の低下とその対策
(1)力仕事を軽減する環境改善
(2)通路・階段・足場の安全化
(3)スピードの早いラインでの手出し厳禁
4.防衛体力の低下とその対策
5.感覚―中枢―運動の繰り返し
(1)身につけた悪習慣
(2)全員で安全の再確認と悪習慣の元を断つ
(3)悪習慣は相互チェックから
第10章 中高年齢者と一般的対策
1.安全装置の5段階
(1)安全装置の基本的な考え方
(2)安全装置の5段階の層別
(3)安全間隔
(4)囲み方式
(5)自動停止方式
(6)操作方式
(7)標識・表示・警報
2.腰痛
(1)中高年齢者は腰痛になりやすい
(2)人だけが腰痛になる
(3)腰痛四悪とその対策
3.安全衛生管理の5段階
(1)ものには順序がある
(2)安全衛生管理の5段階表
(3)基本的安全対策の実施
(4)類似災害防止対策
(5)潜在災害防止対策
(6)事前評価と工学的対策
(7)自主管理
第11章 中高年齢者は自信と誇りを
1.中高年齢者の長所―正確さとやりがい
2.自己の限界を知り維持向上をはかる
3.職場、家族、社会が一体




